1. イントロダクション
ここまで9回にわたってパスキーについて解説してきました。
最後は、読者の皆さんがよく抱く疑問をまとめて Q&A形式 で解説します。
2. よくある質問と回答
Q1. パスキーってパスワードと何が違うの?
A. パスキーは「覚える必要のない認証方式」です。
公開鍵暗号を使い、秘密鍵は端末から出ません。パスワードのように流出したり、フィッシングで盗まれる心配がありません。
Q2. スマホをなくしたらログインできなくなる?
A. 心配はいりません。
パスキーは iCloudやGoogleアカウントに同期 されているため、新しい端末を設定すれば利用可能です。
ただし、必ず同期設定を有効にしておくことが重要です。
Q3. 家族でアカウントを共有したいときは?
A. パスキーは基本的に「個人専用」です。
パスワードのようにメモで共有することはできません。
共有が必要な場合は、サービスのファミリーアカウント機能 を使うのがおすすめです。
Q4. すべてのサービスでパスキーが使えるの?
A. まだ普及途中です。
Google、Apple、Microsoftといった大手はすでに対応済みですが、中小規模のWebサービスはこれからです。
👉 現状は「使えるところはパスキー」「それ以外はパスワード管理ツール併用」がベストです。
Q5. 生体認証が嫌いなんだけど使える?
A. はい、使えます。
生体認証(指紋・顔認証)の代わりに、端末のPINコードやパターン認証でも利用可能です。
Q6. 2段階認証はもう不要になる?
A. 完全に不要とは言えません。
パスキー自体が強固な仕組みですが、セキュリティポリシーによっては追加の2段階認証が必要な場合もあります。
特に金融サービスなどは、今後もしばらく併用されるでしょう。
Q7. パスキーは無料で使えるの?
A. はい、基本的に無料です。
GoogleやAppleのアカウントに標準搭載されている機能なので、特別な料金はかかりません。
3. まとめ
パスキーはまだ新しい技術ですが、パスワードよりも 安全で便利 な認証方式です。
Q&Aをまとめると:
紛失しても同期機能で復元可能
生体認証が使えなくてもPINで対応可能
現時点では併用が現実的だが、将来的に主流になる
パスワードレス時代はもうすぐそこ。
ぜひ、対応サービスから試してみてください!
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