1. イントロダクション
みなさんは、同じパスワードを複数のサービスで使い回していませんか?
便利な一方で、パスワードは流出すれば一気に複数のアカウントが危険にさらされます。
そこで注目されているのが 「パスキー」 です。
今回は、従来のパスワードとパスキーを 徹底的に比較 して、その違いをわかりやすく解説します。
2. パスワードとは?
ユーザー自身が覚えて入力する文字列
英数字や記号を組み合わせて設定
推測されにくいパスワードにするのが基本
ただし「覚えるのが大変」「流出リスクが高い」という問題を抱えています。
3. パスキーとは?
パスワードの代わりに利用する新しい認証技術
指紋・顔認証・端末のPIN を使ってログインできる
公開鍵暗号を利用し、秘密鍵は端末から外に出ない
Apple、Google、Microsoftが推進中
4. パスワードとパスキーの比較表
項目 パスワード パスキー
記憶の必要性 自分で覚える必要あり 覚える必要なし
入力の手間 長く複雑にすると不便 生体認証で一瞬
セキュリティ 流出・推測・フィッシングに弱い フィッシング耐性が強く、鍵は漏れない
デバイス対応 どの端末でも入力可能 主に自分の端末で利用
バックアップ パスワード管理ツールが必要 iCloudやGoogleで自動同期
普及状況 ほぼすべてのサービスで利用可能 一部のサービスで対応が進行中
5. どっちが便利?
パスワード
→ どこでも使えるが、入力の手間とセキュリティリスクが大きい。
パスキー
→ 使えるサービスはまだ限られるが、ログインはスムーズで安全。
つまり、現状では「パスワードがまだ主流」ですが、今後は「パスキーの対応が増えて逆転」していくと考えられます。
6. 実際にどちらを選ぶべき?
結論としては、
対応しているサービスではパスキーを優先的に使う
まだ未対応のサービスはパスワード管理ツールで安全に運用する
このハイブリッド運用が現時点でのベストです。
7. まとめ
パスワードとパスキーを比較すると、
セキュリティ
便利さ
将来性
いずれも パスキーが圧倒的に優位 です。
パスワードからの完全移行にはまだ時間がかかりますが、今のうちにパスキーに慣れておくことが、将来の安心につながります。
👉 次回は「パスキーの仕組みを図解!公開鍵暗号をわかりやすく解説」をお届けします。
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